「終の住処の準備」

提携建築士 斎藤佳一さん

 家を建てることは人生の中でも大事業のひとつです。昔は3回建てなおさないと理想の家は手に入らないと言われるほどで、初めて建てた家が「終の住処」となることはかなり難しいと思われます。近年の建築コストの上昇で、3回建て直すことは全く考えられずにリフォームすることすら簡単ではありません。

 大きな生活スタイルの変化に対応してリフォームすることは理想的ですが、新築時に「終の住処」に成るべく、リフォームに対してカンタンな工事で可能な家を考えておくべきです。

   

例えば

 

  ■段差をつくらない ⇒ スロープの設置を想定

 

  ■上下階の同じ場所に収納(スペース)をつくる ⇒ ホームエレベータの設置を想定

 

  ■トイレ脇に収納(スペース)をつく ⇒ 車椅子利用及び介助者を想定

 

  ■押入の床下に排水、給水を通しておく ⇒ 寝室内にトイレを想定

 

  ■壁の中に補強材を入れておく ⇒ 廊下玄関等に手摺の設置を想定

 

  ■開戸より引戸を優先して採用する ⇒ 防音や気密性に不利だが操作性に有利

  

  

などの工夫を先行していれば、後のリフォーム費用を抑えることができます。また、その家に住む期間が長ければ長い程、人が家に慣れる時間も長くなりリフォームする項目が少なくなります。

 将来を予想した「やさしい家」に長く住み続けたいです。

 

 


		
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